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中古カメラのすすめ

-発症-

最近、身の回りで何かとカメラ(写真じゃないです)が流行っております
もちろん僕も「中古カメラウイルス (C)赤瀬川原平」 に感染してます
(このウイルスはワクチンが発見されてない上、完治は不可能だそうです)

この中古カメラウイルスというのは金属フェチから来る
オートカメラなんて許せないぞ!
昔のカメラの方が癖があって撮ってて楽しいぞ!
この撮るまでの儀式がなんとも・・・
と、少々ゆがんだ意識から来るもので
重傷患者に至っては週に4日以上も中古カメラ屋参りをする人もでてきます
(比較的年輩者が感染するのですが、最近は低年齢化しております)

ここでは、ライカはM-3の1/60のシャッター音が一番だよねぇ と言いながら
何度もカシャカシャとシャッターだけを押し続けたり、
限定の金ぴかローライや漆塗りローライに大金を払うような人達は対象にしておりません

なぜ中古カメラなの?
最新カメラに気に入るものがないから・・・
本当に?
・・・高いから(ボソッ)

さて!
最近のカメラはただシャッターを押せば撮れちゃうのでつまらないとお思いの方
十分中古カメラウイルスに感染できます
一体何が違うのか?
なにもかも・・・ピント合わせ/シャッター速度/絞り/フイルムのISO/露出補正
(何のことかわかりますか?)
今のカメラはこういうことを全て自動(プログラム)でやってくれます
便利ですが、お節介ですねぇ

ラボから出来上がってきた写真を見て、良く写ってるけどなんだか同じ様に見える
いつも雑誌やポスターで見るような写真じゃない!
(カメラの理由だけじゃないのは後にわかることになる)
と思い始めた時を発症期と呼びます

カメラ量販店を廻って、いろいろなカメラを見て回り、カタログを集め出すと
上の言葉がわかってきます
高い!!!
つづく・・・





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